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徳永が代表に定着しない理由についての仮説~FC東京vs札幌(10月27日)の周辺をウロウロと…

スタンドに腰掛けての第一印象、「さしもの札幌サポも例年比0.7倍くらいしかいないのかなぁ」。いや、札幌サポって、結構リスペクトしていて、同じ東日本とはいえ、新千歳と羽田にはひっきりなしに飛行機が飛んでいて早割とかビジネスパックが格安になるとはいえ、とは言っても遠いですよね。けれども、毎年毎年、かなりの数のサポーターが関東のスタジアムに駆けつけて「アウェイ応援のお手本」のようなコールを送り続けています。 そんな札幌サポですが、さすがに降格が決まったあととなれば、わざわざ東京の外れにまで足を運ぶ人数は減ってしまうようです。それでも声量とか一体感とかは、「流石」の一言ではあるんですが。去シーズン終盤の平塚の方がたくさん居たように思うなぁ。 逆にFC東京は貫禄の動員。全体で2万人ですが、アウェイ側の動員を鑑みれば、概ね‘いつも通り’といったところでしょうか。ゴール裏・バックスタンドを問わず一階席、つまり自由席は、ほぼ‘いっぱいいっぱい’に近く入っています。 この時期、順位的にもモチベーションを保ちづらいところにいるにもかかわらず、これだけ入るということは、「年がら年中これくらいは動員できます」ってことですし、こういう状況が10年くらい継続されているんですから、立派です。 立派といえば、この試合で200試合出場を果たした徳永。奥さんと二人のお子様から花束を贈呈されていましたね。徳永の奥さんはテレビの仕事もしていた美人さん。でも、奥さんが美人だから立派といっているわけでは、もちろん、ありません。 実は徳永のデビューは2003年らしい。たぶん35番とかを付けて、加地のスペア的な感じで、特別指定選手ながら貫禄十分にプレーしていた、あの頃の話ですよね。そう考えると足掛け10年ですか。いまだにベテランって雰囲気は全くなく、どことなく「もっともっと伸びそう」って余地があるのが素晴らしいです。 この日は石川との右サイドコンビが非常に効果的でした。お互いに‘使い使われ’って感じ。石川がキープして徳永が追い越していくこともあれば、地味に誰にもバレないようなスルーパスとかを出して石川のスピードを生かしたり、長いこと同じチームでやっているだけあって、そのあたりの「阿吽」さ加減は、こっそりひっそり見物です。 さて、試合内容。結果として5-0という完膚無きまでのワンサイドゲームになりましたが、前半の札幌は、そこまで悪くなかった。むしろ試合の入り方としては、感心しかけていました、ワタクシ。結果を踏まえると大きな声では言えませんけど。 3バックにしてからの札幌というのは、ちゃんとサッカーの分析ができる人のレポを見ると、3バックと4バックを絶妙にスライドさせているらしいですけど、この試合は、ほぼ4バックでしたかね。宮澤と河合がCBで、岩沼と前がSBの。 ともあれ、3バックを多用するようになってからの札幌は、浦和戦も現地観戦したんですけど、わりと「攻めたければ攻めればよいじゃん、こっちは守るから」ってスタンスのような気がします。無理に主導権を取ろうという感じではない。 攻めさせて、人数を掛けて守りながらときどきカウンター。これを繰り返しながら自分たちのリズムを作っていく、そんな雰囲気を感じます。相手の方が強いんだったら攻められるのは自然の摂理。ならば自然の流れに身を任せましょう、秋元康も美空ひばりも言ってたし、みたいな。 なので、逆にFC東京目線に立てば、攻めている割に得点の気配がしない、という感じだったかと。もっとも、「攻めている割に得点の気配がしない」というのは東京の宿痾みたいなもので、札幌云々は関係ないのかもしれませんけど。 ともあれ、あんまり良い空気感がしない中、状況を一変させたのが、DFチャンの先制点。コーナーキックを跳ね返されて、再びサイドに流れたボールをセンタリング、見事なまでにチャンの頭にドンピシャとなって、ゴールネットを突き刺しました。 このチャン選手、得点シーンの直前に、権田選手とコミュニケーションがうまくとれず、非常に危なっかしい位置でお見合いをしそうになるという粗相をしでかしかけましたので、そのあたりの帳消し気分もあったのでしょう、まぁ、すんごい全力疾走でポポビッチの元に走っていきましたよ。元気だねぇ~。若いって羨ましい。いったいいつから無酸素運動をしていないなのだろうか・・・ ワタクシのオッサン自慢は脇に置いて、FC東京の追加点。これもビューティフルゴールでしたね。田邊選手のミドル。この直前にシュートチャンスがあって、打てなくて、ある意味「シュート打つこと原理主義」的なFC東京ゴール裏が若干ザワッとしかけた流れでのゴールでしたので、草民君もいつも以上に胸をなで下ろしたことでしょう。 ちなみ草民君、前半から前の後ろを何度も攻略していました。意味が分からないですね。キックオフから札幌右SB前選手の裏のスペースを繰り返し突いていたということです。サイドで優位を作れていたので、その辺りの余裕もプラスに作用したのかもしれません。 そして、この日の札幌DF陣は裏への飛び出しに弱かった。前選手に限らず、何度も何度も最終ラインとGKの間のスペースを使われていて、3点目と4点目が石川選手だったというのも、つまり、そういうことです。で、後ろが怖くてラインを下げたらネマにミドルをズッドン。FC東京の完勝でございました。 【日本代表への推薦状】 ・推薦者 徳永 ・理由 徳永が代表に相応しいことなんて誰でも知ってますよね。だから、今回は「推薦する理由」ではなく、「にもかかわらずなぜ定着しないか」を考えてみました。で、出た結論は、徳永の独特の間合いというかオーバーラップのタイミングなのかなぁと。 徳永のオーバーラップって、山田暢久に似ていて、非常に禁欲的というか、やる気を感じさせないというか、とにかく回数が少ないですよね。おそらく彼なりの判断があって、その判断に間違いはないんでしょうけど、「こういう状況になったら自動的に上がる」って感じではない。 職人芸というか、徳永本人しかわからないルールがあって、他人からはランダムにしか見えない。だからザックが精密機械のようなオートメーションをSBに求めているとしたら、少し、その筋から外れてしまう。そこは内田や酒井の方がパターン化されている。そういったところかなぁ、なんてね。

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  • posted by 4dmcih
  • 2012/10/27 22:11

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コメント(2)

徳永が代表に定着しない理由についての仮説~FC東京vs札幌(10月27日)の周辺をウロウロと…

FC東京を2001年から応援しています。
徳永は強化指定選手の時に加地をベンチに追いやってスタメンで出てました。
FC東京に入団する時には、日本代表の加地からポジションを奪って代表入りするために入ったと言っています。
それを嫌ってか、加地の方がガンバ大阪に移籍して結果追い出してしまった形になりました。

さて、徳永が代表に定着しない理由ですが、降格した2010年にボランチの米本、梶山が怪我してボランチにコンバートされたのも一因だと思います。

その後もセンターバックが出れなくなるとセンターバックで出たりと器用使いされてしまって、まるで藤山竜仁を見ているようでした。

ただ、僕が見る限りそれほどユーティリティーではなく、やはりサイドバックで活きる選手だと思います。

2010年の降格は徳永のボランチ起用から始まったと僕は見ています。
あのとき、今野はかたくなにCBで使われ続け、高橋秀人は新人で使われず、浅利が前年引退したのが大きく悔やまれました。
浅利の現役復帰を妄想したものです。

posted by taikosports
コメント投稿者ID:taikosports
2012/10/28 14:12
コメント支持(0)

Re:徳永が代表に定着しない理由についての仮説〜FC東京vs札幌(10月27日)の周辺をウロウロと…

■taikosports さん

コメントありがとうございます。

>加地の方がガンバ大阪に移籍して結果追い出してしまった形になりました。

そうでしたね。あの頃の加地は今一つ安定感がなくて、逆に徳永はオッサン然とした風格があって、気が付けば徳永がファーストチョイスになっていましたね。

ガンバへの移籍も、FC東京・ガンバ・加地の三者の利害が完璧に一致するという珍しい移籍事例だったように記憶してます。



>徳永が代表に定着しない理由ですが、降格した2010年にボランチの米本、梶山が怪我してボランチにコンバートされたのも一因だと思います。

なるほど〜
本エントリーは「ザックジャパンに定着しない理由」を直接的には考えたのですが、仰る通り、より巨視的に考えれば、岡田ジャパン時代に所属クラブでの起用法が一定しなかったというのも大きいかもしれないですね。



>2010年の降格は徳永のボランチ起用から始まったと僕は見ています。

個人的には徳永・梶山の「動きは緩慢だけどボールは失いません」コンビも嫌いではなかったのですが、確かに、ここ数年、FC東京が好調なときって、徳永が右SBに固定されているときですよね。そこには何らかの因果関係があるのかもしれません。

posted by 管理人
コメント投稿者ID:4dmcih
2012/10/29 21:19
コメント支持(0)

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