BOAT RACE ビッグレース現場レポート

児島クラシック優勝戦 私的回顧

 流れ。  勝負事に「流れ」は付き物だが、今節ほどそれを感じたシリーズは珍しい。4日目の12R、瓜生(5着)、松村(3着)、井口(2着)の誰かしらがひとつでも上の着を拾っていれば、桐生の予選トップはなかった。とりわけインの井口が取りこぼしたことに驚いたし、この結果によって桐生がトップに躍り出たことに異様な「流れ」を感じ取った。 「流れ、ですね。流れが来てるかなって思いました」  レース後の記者会見で2日前の逆転トップについて質問された桐生は、やはりこう答えた。当事者である桐生は、私以上にその流れを強く感じたはずだ。そして、目の前に現れたチャンスの神様を鷲掴みにした。今日のレースそのものも、やや危険な隊形であったにも関わらず、1マークまでのすべての連鎖行動が桐生に味方したように見えた。うん、思い起こせば、前検のモーター抽選で2連率84%というエース機を引いたときから、それはもう始まっていたのかもしれない。

 ともあれ、桐生の2度目のSG戴冠はすべて「自力の優勝」だったことも記しておきたい。予選トップは繰り上がりでもなければ、棚ぼたでもなかった。各選手は予選の5、6走をすべて走りきって、節間成績が決まる。初戦に6着で苦しむ選手もいれば、最後の最後の勝負駆けに失敗することもある。桐生自身も3日目に6着を獲ってトップ争いから大きく後退した。そこから4日目に2着(6コースで!)を獲って踏みとどまった。人事を尽くして天命を待っていたところに、12Rの3人がたまたまトップの勝負駆けに失敗した。その着順の絶妙さに私は驚いたわけだが、4日間のあれやこれやをトータルで考えれば、桐生は文句なしの自力のトップ当選だったのだ。

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  • posted by boatrace
  • 2017/03/20 19:09

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