BOAT RACE ビッグレース現場レポート

住之江グランプリ優勝戦 私的回顧

 菊地を入れてのダッシュ戦法。  そうと知った観衆は、蜂を突いたような大騒ぎだ。 「やった、やった、やると思ったっ!!」  誰かが叫ぶ。 「よっしゃ、それでええっ!!」  先刻、石野と菊地にエールを送った若者も絶叫する。並びは136/245。今節、もっともスリットから激しく攻めたてている井口10号機の4カド。その井口が昨日までと同じように攻めたら、外からマークする石野にも一撃マーク差しの展開が生まれる。  一方、私はズンズン前へ進んでいくスロー勢、特に緑色のカポックを凝視していた。今日の菊地ならロケットスタートから井口を止めて、そのまままくりきれる。そう思いながら……。

 12秒針が回ってダッシュ3艇が動き、間もなくスロー勢も発進した。2マーク寄りの観戦は待機行動を堪能できるが、ここから先は肉眼ではわかりにくい。私の視線は大型モニターへと移ったのだが、すぐに妙な違和感を抱いた。  ダッシュ勢が、遅い!  スリットラインでそれは明確なものになる。スタートは上記の通り。外3艇は完全にタイミングを逸した。直前に気圧が極端に下がったせいなのか、井口が起こしのタイミングを踏み違えたのか。そして石野と毒島は、井口との連動を意識し過ぎたのか……とにかく、これだけの大差があっては井口10号機でも先攻めは不可能だ。内3艇に絞られた1マーク争奪戦で、まずはスッと伸びたのが3コースの菊地だった。

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  • posted by boatrace
  • 2017/12/24 20:07

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