BOAT RACE ビッグレース現場レポート

住之江グランプリ優勝戦 私的回顧

ゆっくりゆっくりやってきた石野は、申し訳なさそうに俯いていた。その寂しそうな背中に、実にさまざまな声が飛び交っていた。 「イシノ、ようやった、よう頑張った!」と若者。 「イシノくーーーん!」と女性の涙声。 「来年こそ獲れよ、イシノ!」とオッサンのダミ声。 「こら、なんやねんアレは、謝れ!」と若者。  同時に、2マークに残った多くのファンから拍手が沸き起こった。それらを聞いていたであろう石野は、俯いたままピットへと戻って行った。その胸に去来したものは、本人にしか分からないだろう。  さてさて、今回の優勝戦は勝者へのあれこれよりも、2マークからの待機行動レポートに重きを置いてしまった。新田と桐生のファンにはさぞや物足りないだろうが、許していただきたい。今節は「深川のいるグランプリ」というテーマを胸に秘めて住之江にやってきた。そして、トライアルと優勝戦は抽選や成績による妙もあって、進入争いが例年以上に熾烈なものとなった。初心者や枠なりレースを見慣れたファンに、ボートレースならではの大きな醍醐味=進入争いが「面白いもの」として心に響いてもらったとするなら嬉しい限りだ。来年以降も、ピットアウトから見る者の心を揺さぶるグランプリであってほしい。(text/畠山、photos/シギー中尾)

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  • posted by boatrace
  • 2017/12/24 20:07

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