ホースレース・ロマネスク

2017 仏2000ギニー・1000ギニー・サンタラリ賞 レース回顧

 こちらは2000ギニー当日の、2000mの牝馬限定GⅠ戦です。まあ格の高い忘れな草賞的な位置づけでしょうか。当然ここから仏オークス路線への有力馬が毎年出てきます。  ただ、ここから仏オークスを勝った馬は、ルメールJのお手馬だったスタセリタやサラフィナなどがいますが、近年はやや本番との相性の悪いレースになっています。

 今年はレースラップが64,4-61,5とかなりのスローになる中、2番手から楽に抜け出したソーベツが後続を大きく離して干渉しました。  ちなみにこのラップはレース映像の時計推移をそのまま鵜呑みにしているわけなんですが、その上でこのレースのビックリするところは後半のラップ推移ですね。  なんとラスト3Fが13,3-10,8-11,5という数字になっていて、極端な直線向いてヨーイドンの2F戦、とは言えるのですが、驚くべきは直線向いての2,5秒の急加速度合いです。  確かに勝ち馬は外からしっかり勢いをつけてほぼ400m地点で先頭、そこから200mまでで後続をしっかり離しているので、それだけ鋭さを見せたのだろうとは思いますが、馬場も完全に回復はしてない中で数字的にはかなりえぐいなと感じます。

 勿論ドスローで展開にも恵まれて、なので、タフなレースに入っていってどうなるか、それこそ今年の日本の牝馬だとタガノアスワドみたいなイメージですが、本番高速馬場である程度コントロールされる流れなら、この加速力と切れ味、そこからの持続力は中々の脅威になってくるかもしれません。

 血統的に、父方は近年完全にトップサイアーの地位を築いたドバウィなので筋は通っていますが、驚いたのは母方ですね。なにせ母の母がシンコウエルメス、って、えっ?あの藤沢厩舎にいたサドラーの仔?って二度見してしまいました。。。  てっきり日本でずっと繁殖生活をしていたのかと思っていましたが、いつの間にかフランスにいたようで、そこからこうして活躍馬の枝葉が伸びるというのも面白いものです。  そして日本での繁殖生活で輩出したエルメスティアラが、去年の皐月賞馬ディーマジェスティの母なので、この馬とは従兄妹の関係になる、なんてのも実に血統の奥深さ、面白さを感じさせてくれますね。

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  • posted by clover
  • 2017/05/17 17:48

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