阿佐智の「アサスポ・ワールド・ベースボール」

2009WBC投手コーチ、山田久志さんに聞く-4-

――じゃあ、スコアラーは資料集めで、分析は山田さんがされていたんですね。

「まあ、そうですね。それでスコアラーとしゃべって、こういう感じだってスコアラーから聞いて、それをコーチが自分なりにそれを分析していく」

――それで、コーチから選手へという感じですか?

「そうです。だからスコアラーが伝えるんじゃなくて、責任はコーチですから。だから私が伝えるのは、できるだけいらないものは省いていく。たとえば、韓国の1番バッターはかなり足が速いし、構えは独特だし、非常にスピリットがある。ファイターだって、それに簡単に打ってこないって、どちらかというと引っ張らないし、センターから逆方向へ打っていく。だから、インサイドは当たってくるよって、そういうのは全部入っているわけですよ。でも、それをどうやって攻めようかっていうのは言わない。データだけ頭に入れさせる。あとはバッテリーの仕事です。こっちからこうしなさいっていうのは無理な話ですから。ピッチャーはひとりひとりみんな違うから。速さも持ち球もみんな違うでしょ。だから(バッテリーがデータを)頭に入れて、こいつは高めが強いとか、低めが弱いとか,] あるいは(このバッターは)インサイドよりアウトサイド(がいい)とかそういうデータは伝えますけど、攻め方は選手が考える」

――この負けた韓国戦では、(先発要員の)ダルビッシュがリリーフで投げているのですが。

「これは次のための布石みたいなもんです。いろいろ試したんです」

――では、この時点でダルビッシュをリリーフで回していくというお考えは。

「いや、それはないない。彼はあくまで先発ですから」

――では、使い方のバリエーションを増やすというか。

「そうそう。極端なことを言えば、その、東京ラウンドからフェニックス行って、練習試合して、サンディエゴの決戦ラウンドへ進んで、最後ドジャースタジアムへ行くんですよね。(その過程で)オープン戦、サンディエゴ・ラウンドをやっていくうちに大体使えるピッチャーのめどがたってくるんですよ。そこで、原監督とふたりで使えるピッチャーを決めたんです。(あとは)それをどう組み合わせるか」

4ページ中2ページ目を表示

  • posted by gr009041
  • 2017/03/21 00:20

記事ジャンル:

タグ:

【重要】スポナビブログ終了に関するお知らせ

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
Line

コメントを投稿

コメント(0)
よく読まれている記事
トラックバック