阿佐智の「アサスポ・ワールド・ベースボール」

オコエ瑠偉の現在地:「3軍」からの復活を目指す2年目の春

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5月4日、栃木市営球場。この田舎町の球場にこの日、詰めかけた観客は1193人。解放されていた内野ネット裏スタンドは8割席が埋まっていた。独立リーグの試合とすれば上々の入りだ。この「大入り」の理由が、ゴールデンウィークにあるのか、そもそも観客動員の好調な新球団そのものの人気にあるのか、あるいは、この日の試合相手にあるのかは、分からないが、ともかくも、前日を含めたこの2連戦に足を運んだファンは、チケット代以上に楽しんだことだろう。ルートインBCリーグの新球団・栃木ゴールデンブレーブスが、東北楽天ゴールデンイーグルスのファームを迎えて行ったこの交流戦シリーズには、元甲子園のスターだった2人の元ドラ1が登場した。初日の3日には、昨年のドラ1・安樂智大が先発、野手のラインナップには、昨年のドラ1・オコエ瑠偉が連日名を連ねていた。彼らふたりは、ともに1軍の戦力と期待されながらも、キャンプで故障、ここまでリハビリを余儀なくされている。

「ファーム」と言っても、この日の楽天のメンバーは実質「3軍」だった。指名打者制を採用しているBCリーグ(NPBチームとの交流戦はBCリーグのチームにとっては公式戦)にあって、スコアボードに掲げられた手書きのメンバー表には、楽天側には9人の名前しかなかった。ラストバッターに名を連ねていたのは、先発投手の大塚尚仁だった。ネット裏の記者席では、人が足りないらしいよ、という話だったが、それもそのはず、この日、楽天2軍はホームでイースタンリーグを戦うことになっていた。よくよく見てみると、捕手には、すでに引退したブルペンキャッチャーの横山徹也の名が入っている。試合前の内野ダイヤモンド前での整列では、育成選手を示す3ケタの背番号がずらりと並んでいた。そこに混ざっている背番号9は、他の選手よりふた回り大きな体格と相まってひときわ観衆の目をひいていた。

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  • posted by gr009041
  • 2017/05/18 15:17

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