阿佐智の「アサスポ・ワールド・ベースボール」

アジアシリーズ2012・日韓「巨人」対決

 アジアシリーズ3日目。この日はデーゲームで巨人対韓国ロッテ、ナイターで昨夜決勝進出を逃したサムソンとチャイナの試合が組まれている。期待していた日韓チャンピオンの対決が実現しないことになり、主催者としても頭が痛いだろうが、今日の第一試合の勝者が決勝進出を決めるとあって、地元ロッテが勝つか、日本球界の盟主・巨人が勝つか楽しみなところだ。  ロッテは韓国最大の人気チーム。そのファンの熱狂ぶりは、阪神タイガースのそれを思い浮かべてくれればいいと思う。韓国では単なる菓子メーカーにとどまらずホテルから百貨店までてがけるロッテ財閥がオーナーのこの名門チームの愛称は、なぜかジャイアンツ。そういうわけで、この試合は「真の」ジャイアンツを決める「巨人」対決となった。 pusan 「最高のジャイアンツは「読売」じゃなく「ロッテ」」のプラカードを手にして応援する韓国ファン  特別枠での出場とは言え、ロッテは一時の低迷期を脱し、ここ数年は人気・実力とも兼ね備えたチームに成長している。今年来日し日本野球にもすぐに順応した「三冠王」、イ・デホや、元メジャーリーガーのメキシコ人カリム・ガルシア(元オリックス)もかつて在籍した名門球団だ。本家「巨人」の油断はならない。  しかし、ふたを開けてみれば巨人の強さが際立った。初回表、坂本のヒットを足掛かりに巨人はあっさり先制。3回にも坂本、それに膝に不安を抱えながらも、DHで先発出場した阿部のレフト前ヒットのあと、ゲッツーの間に1点を追加した。  一方のロッテは、6四球と制球はまとまらないもの、150キロ超のストレートをバンバン投げ込んでくる巨人先発・沢村から得点を奪うことができず、4安打無得点に抑えられた。 hon ・沢村からライト前ヒットを打つロッテの4番、ホン・ソンフン。スタンドが沸いた数少ない場面だった。  巨人はその後、4回、6回に1点ずつを追加、ビッグイニングはないものの、確実に1点を積み上げていく「日流」野球で次第にロッテを圧倒していった。  巨人が積極的にスチールを仕掛け、5盗塁を決めたのに対して、ロッテは3回の3,4番の連続ヒットのあと、WBCでは正捕手を務めるだろう5番のカン・ミンホの代わりに急遽入ったヨン・ドクハンがゲッツーに倒れるなど、個々のポテンシャル以上に、試合運びの差が目立った試合だった。カン・ミンホは試合前から違和感を感じていた右膝が、試合開始直後に悲鳴を上げ交替となったらしいが、長引けば来春のWBCにも影響を及ぼすので、心配なところだ。  abe ・技ありのレフト前ヒットを放つ阿部  巨人は、沢村のあと、高木(康)、西村と盤石の完封リレーで、決勝進出を決めた。 試合後のコメント interview 原監督 決勝に進むには、最大の難関であるロッテに負けられないという意味で一番大事な試合。だから今回のメンバーで一番の投手である沢村を先発させた。期待通りいいピッチングをしてくれた。 (盗塁が多かったのでは、という質問に対して)  日本でやってきたとおりの野球をやろうということで、バッテリーにややすきがあったのでやった。非常にいいランニングだったということ。  明日は2012年シーズンを締めくくる大事な試合。全力でベストを尽くす。先発には(今日の先発の沢村より)若い宮国をたてる。   沢村  勝たねばならないゲームだったので、期待に応えられるようにこころがけた。ロッテの選手のスイングスピードは速く、それに負けないことをこころがけてストレートで勝負にいった。 ロッテのファンの応援はすばらしく、日本ではできないいい経験ができた。  明日の台湾・ラミーゴ戦は、一部では昨夜好投したローリーがスクランブルで先発するという話もあがっている。原監督は、この報道には、それはないと思います、と笑っていなしたが、最後には「でも、もし来たらしっかり打ちにいきますよ」とアジアチャンピオンに向けての決意を語っていた。 尚、第二試合のサムソン対チャイナスターズは9対0でサムソンが圧勝した。 イ・スンヨプ gr009041-360512.jpg mag

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  • posted by gr009041
  • 2012/11/10 20:44

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