ぷかちょの、野球はツーアウトから。

プロとして恥ずかしい、というコメントが既にプロではない。

8/13(火) 京セラドーム大阪 ナイター 15回戦 ●阪神 1-2 広島○ ※対戦成績 阪神9勝6敗  昨夜のサンテレビの中継で解説者は広澤克己氏だった。 彼の解説には結構、賛否が分かれる。技術論や精神論はそれでも熱く、彼のブログの中身なんかは思いのほか、熱くてしかも辛口だ。  それでも昨夜の解説なんか聴いていると、マートンや新井さんなどの前田健太投手への外角スライダーへの技術的な対応については、とてもわかりやすくは解説していたように思う。いわゆるスライダーを打とうとしていない中でのスライダーに手を出す、結果についてだ。ストレートを打つタイミングで待っていて、スライダーに手を出す打ち方。 これだけスライダーが多くて生命線だとすれば、スライダーを待ってスライダーを打つ。それでなければ、スライダーは打てないと。  昨夜の試合にあたり、阪神首脳陣は「前田投手の第一ストライク(ファーストストライク)を狙え!」という指示を出していたそうだ。 この指示は選手にとっては困る。明らかに選手に寄っての配球が違っているからだ。例えば「スライダーに絞って、踏み込んで右へ打ちなさい」、「左打者にはインコースのスライダーはファールを打たせてカウントを稼ぎに来るから、捨てなさい」だとか…  単なる第一ストライクを打て!という指示は「積極的に行け!」と言っているに過ぎない。それでは、マエケンの投球数を減らして、省エネ投球をさせてしまうだけだ。それならば、奇襲ではあるが走者が出れば全球エンドランを掛ける、とかもっとセーフティーの構えをするだとか、相手が今日は何か違う…という形を示さなければ。球種の組み立てが変わってきたり、スライダーが減ってストレートが増えたところを狙い撃ちする、とか仕掛けないといけない。 初球のストライクと勝負球をコントロールさえ間違わないようにすれば、マエケンにとっては普段と何が違うのか?という事になる。  そして、決定的にダメなのは「打順」である。マエケンに強い今成をまた1番に据えた。確かにマエケンは他の打者よりも明らかに今成には神経を使って投げている。しかし、イメージが残っていて少しずつ外れてしまう。今成は3四球も選んだ。ノーヒットだったが1番打者としては及第点だ。だが、5割以上打たれているバッターには3四球を与えてもマエケンにとってはこれでいいのだ、と割り切っている。打たれているバッターには打たれないようにするだけだ。いや、歩かせてもいい。今成の後に出てくる打者を相手にする方が打ち取れる。 つまりは、マエケン相手に勝負を避けることの出来ない場面に回るポイントゲッターとしての打順に配置しなければいけなかった。 そりゃ、そうだろう。ベンチが支持しなくても今成はマエケンを半分以上も打ってるんだから! もう、このことは「ベンチが何も策を講じていない」に等しい。  マエケンは左右打者別の成績にそんなに差が生じるタイプではない。それだけで一流のピッチャーだともいえる。が、球種や配球から見ていると、やはりボールに出来るスライダーが見極められやすい左打者が投げにくいようには見える。となると、ホームランを打っている鳥谷や坂、そして今成でクリーンアップを作る。荒木など足が使える左を1番あたりに置き、大和や俊介を2、8番。森田あたりを6,7番に置く。 は、は、は (笑) 点が獲れる感じはしない (笑)  しかし、マートンや新井兄弟からはマエケンを打てる要素は見つけられない。特に昨夜の初回、フルカウントでマートンが見逃した三振の外角球。アレは確かにボールとなってもおかしくはないコースではあったが、ボールと思って歩き出し、ストライクと聞いて不満さを露わにする。あれはアカンわ。心証が悪過ぎる。それでなくても、マートンは審判からは要注意選手として見られている。あそこはバットを投げ出しても、カットせなあかん球…残念なプレーだ。  マエケンは4四球が今成に3つ、鳥谷に1つ。勝負を避けた訳ではないだろうが、リスクを十二分に考えている。 逆に、メッセンジャーの倉に打たれた2点目のタイムリーは、まったく危機管理が出来ていないベンチの大失態だろう。 木村選手を一塁ゴロに打ち取り、2死1,3塁。倉選手とマエケンと考えた時にどう対処するか?倉選手と対戦したことが悪いのではなく、その場合にいきなり初球にあんな甘いスライダーを投げる事がおかしいのだ。しかも、あそこは中西投手コーチと通訳が出て来て、メッセと藤井を交えて、確認しなければならない。それくらいに重い1点を巡る大事な攻防なのだ。そのことをバッテリーにわかっていても、しつこいほどに動いて徹底させるのがベンチの役割なのだ。 それを怠っていたのが「プロとして恥ずかしい」のである。 木村にも倉にも初球、明らかに辛抱出来なかったメッセだが、それでも彼だけを責められない。責められるべきは打線であり、何も策が打てないベンチである。  マエケンもいつもいいわけではない。しかし、これではもう殆ど「阪神にはいつでも勝てる」という精神的アドバンテージだけで投げれる。逆に阪神は戦う前から負けている、といっても過言ではないだろう。  もちろん、スライダーが100%来るとわかっていても打てない技量不足は如何ともし難いが、勝つためにどうにかするのがプロだろう。このまま指をくわえているようでは、たまたま2位になれただけだと揶揄されかねない。もう、広島もCSを狙うにはマエケンを勝てる見込みのある阪神戦に優先してぶつけてくるだろう。  ええ加減にせなあかんで、タイガース!

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  • posted by ぷかちょ
  • 2013/08/14 11:07

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コメント(2)

プロとして恥ずかしい、というコメントが既にプロではない。

私は現在自動車エアバッグ関連の仕事をしていますが、車が60kmの速度で正面衝突したとき、加速度センサーが衝突感知、エアバッグ火薬点火、エアバッグ膨張負荷吸収、エアバッグ萎むまでの時間が0.3~0.4秒、事故経験者の殆どは瞬きをしてエアバッグがいつ開いたかは記憶にないとのことである。150kmの投手が投げた直径約7cm、重さ約150gのボールが打者に届くまでの時間は約0.4秒。素人がTVを観ていて、なんであんなホームベース前に落ちる球を振るの?とか、なんでど真ん中のカーブを見送るの?と思うだろう。0.4秒の投手と打者の駆け引き、配球の読みこれがプロ野球の世界と思われる。150km/hは
41m/秒、この速さの直径7cm位の球をバットの芯で捉えるには、投手の手からボールが離れた瞬間スイングに入らなければ間に合わない。直球か変化球か外角か内角か、高目か低目か、大体どの辺のコースに来るか読みが当たらないと打てたものではない。打撃の調子を崩したといって、フォームを修正したり、特打ちしたりするのも良いが、相手投手の配球の読みが好不調の原因じゃないのかな。先日の巨人戦、能見投手が、村田選手に低いワンバウンドしそうなボール球をホームランしたののも配球の読みが当たった何者でもない。マエケン投手の配球は、外角低目を中心に制球良く速球とスライダーの緩急を付けたものだ。確かDeNA藤井投手も良く似た配球だったと思う。時たま真ん中当たりの甘い球を見逃すが、甘い球が来ると解っていれば当然打っていたことだろう。カウントが追い込まれれば、甘い球は絶対こない。追い込まれる前のストライクを取りにくる球に甘い球がある筈だ。マエケン、藤井攻略法はここにあると思うが。またこれだけ外角一辺倒に攻められれば、目線をもっと外角にして、少し踏み込み気味に逆方向に打ってはどうなのだ。

posted by トラキチ博士
コメント投稿者ID:OOH00039788
2013/08/14 23:14
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プロとして恥ずかしい、というコメントが既にプロではない。

>トラキチ博士さん

コメントありがとうございます。
「エアバッグ」…確かに瞬時のドライバーや同乗者の一大事を守るモノとなれば、そのような速さになりますよね。
専門的な事は素人なので分かりませんが、それだけのものを作らないと守れないという事ですね。

野球では仰る通り、ある程度の予測(俗にいうヤマを張る)をしていないと、なかなかプロのスピードには対応出来ません。高い確率で打つために「球を絞る」というのはそういう事です。
それが第一ストライクなのか?コースなのか、高さなのか、球種なのか、またはそれぞれの組み合わせなのか?

長打が多いが穴が多い、簡単に好球を見逃すタイプには「ヤマを張る」タイプが多いですね。
長打はそこそこだが率を残せるタイプは「ヤマをあまり張らずに」ある程度の球種に対応出来る待ち方をする打者が多い。内川なんかは「ヤマを張る」のに率も残せるので、相当に技量が高いんでしょう。

第一ストライクを狙う、のは正解です。投手は自分有利なカウントに持っていきたい生き物です。捕手がボールから入ってみよう、と言うと露骨に嫌がる者も居るぐらいですから (笑)
ただ、好投手の条件は1-1からストライクが取れる、2-1や3-1という打者有利なカウントから直球以外の球種でストライクが取れるコントロールがある、もしくはアウトコース低めで直球で見逃しが取れる事です。

そして、タイガース打線がダメなのは甘い球を打ち損じてしまい、もしくは見逃してしまい、それよりも悪条件の球に手を出してしまうこと。相手の投手の思うツボになるだけでなく、ボール球はヒットになりにくい、そんな当たり前のことを実践しないからでしょう。

posted by 管理人
コメント投稿者ID:OOH00055202
2013/08/15 22:07
コメント支持(0)

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