かぼすシュートの蹴球アラカルト

大分トリニータJ3降格の原因を考える(その1)

企業は「人」「物」「金」と言われた高度成長時代。 Jクラブに必要な言葉は何なのであろうか? それは「人」「人」「人」・・・・であろう。 一体、どうしてこうなってしまったのか? 「今度J3に降格した原因を探り、しっかりと責任をとって欲しい」という声は、多くのトリニータを愛する方々の切実な思いでもある。 雨の試合も、風の試合も、一人でトリニータのレプユニを着て、青色で染めたマフラーを身に纏い、目を輝かせてドームのスタジアムに足を踏み入れる御高齢の方々の姿は多い。スタンドに座り、回りに眼を移せば、ご高齢の方で一人で応援に来ている方々は多い。

負ければ、肩を落としてトボトボとスタジアムを後にする御高齢の方々の後ろ姿は胸に迫る。あの方々に笑顔を取り戻して欲しい。大分トリニータというサッカークラブを通じて、人の心に輝きをもたせてあげたい。 1994年4月、今から22年前、私はこのクラブの設立総会の司会をした。 忘れられないシーンがふたつある。

1昨年、大分トリニータがクラブライセンス制度獲得のために、募金を呼びかけた時だ。街頭に立って声を出していた私の前を、杖をついた一人の老婆が通り過ぎた。数m通り過ぎた後、いきなり引き返してきて、お財布の中を探って、ポンと紙幣を投げ入れた。 見ると1万円札である。私は目が悪くて勘違いしたのかと思い「お婆ちゃんこれは1万円札ですよ?」と、声をかけた。 すると「いいの、いいの。お爺さんがいつも楽しみにして試合に行かせてもらっていて、お世話になっているからね・・・」。 大分トリニータはこういう方々に支えられているのである。 もうひとつは、ナビスコカップで優勝した国立のゴール裏での御夫婦の話し。立ち続けることは辛いであろうが、二人で作った手作りの横断幕を上げて応援した。優勝した選手達がゴール裏に来て共に喜びあった。すると、ご夫婦は目に一杯の涙をためながら、違う「優勝おめでとう」の横断幕を掲げて祝ったのである。 大分トリニータは、このような方々に支えられてきたのである。 応援する方々の心の中には邪心はない。 また、私が所属している大分トリニータのボランティアの会、登録は2百人だが、試合日にはいつも百人ほどが来て活動する。 試合前が忙しく、チケットのもぎり、案内、イベントのお手伝い、プレスや来賓者の受付、ビラ配り・・・リーダの方々は夜7時からの試合であれば、午後1時ごろ活動して、終わりは22時ごろになる。もちろん試合は見れない。 でも試合が始まれば、控室の映りの悪いアナログTVを見て、お弁当を食べながら、世間話をしながら、「頑張れ」と応援する。 失礼だが私と同じく御高齢の方々が多いが、郷土を愛して、大分トリニータを応援する方々である。

4ページ中1ページ目を表示

  • posted by kabosu
  • 2015/12/07 06:40

記事ジャンル:

タグ:

アプリ

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
Line

コメントを投稿

コメント(0)
よく読まれている記事
トラックバック