幕下相撲の知られざる世界

コーチ役と、関取復帰の夢。頑張れ、大岩戸。

「え、あの『I love 吐合』の方ですか❓お噂は予々伺っております!」

2月終わりの寒さが染み入る中、八角部屋の外で廻一つで話に付き合ってくれた力士。それが、大岩戸だった。

人懐っこい笑顔と、力士にはあまり見ない普通の気遣い。力士の多くが大相撲の世界以外を知らないせいか、力士としての常識と、力士としての振る舞いを身につけている方が大多数だ。力士のプロとしては素晴らしいのだが、あくまで彼は力士であり、話していくうちにその違いを壁を感じてしまうことが多い。

普通の気遣いと、普通の振る舞い。この二つが出来る力士は限られている。力士としてのプロである以前に、社会人としてのプロ。大相撲という特殊な世界でこうした普通ではない普通に出会うと、私は嬉しくなる。

しかし、この感覚はどこか懐かしい。取り口もさることながら、風貌や話し方、そして振る舞いも似ている。

そうか。 大岩戸は吐合さんの近畿大学時代の1年先輩だったのだ。

取組も無いのに、部屋も違うのに、現役最後の相撲を終えた吐合さんを花道で出迎えた義理堅い男。同じ大学で、同じ幕下15枚目格付け出しデビューを飾ったものとして、そして何よりその苦労を知る者として最後の時を共有する。今まで聞いたことがない話だった。

気にはなっていた。 元関取。 元幕内力士。 しかし、ここ3年は幕下で相撲を取り続けている。

3ページ中1ページ目を表示

  • posted by nihiljapk
  • 2017/03/20 11:32

記事ジャンル:

タグ:

【重要】スポナビブログ終了に関するお知らせ

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
Line

コメントを投稿

コメント(0)
よく読まれている記事
トラックバック