愛下哲久の「駅伝野郎、らぶりん」

第29回出雲駅伝総括~青山学院の敗因は何だったのか~

エースは關選手という見方が強い中、彼だけではないと存分にアピールするような走りにライバル校は思ったよりも差を詰めることができなかった。

そして、唯一の3年生の三上選手は前回同区間で競り負けた悔しさ、そして下級生に負けられないという強さが見えた走りだった。

各々のプライドや競争心を上手く刺激し、エースの關選手に繋げるレース展開。

まるで前回の青山学院のレースを見ているようだった。

レースを振り返ってみれば1区の出遅れが最後まで響いてしまった。

阪口選手は確かに速かった。

更に気象コンディションも相まって梶谷選手は苦しい走りとなってしまったことが悔やまれる。

中継所地点で止まってしまったことも体調を考えれば仕方ないことだが、1秒を大事にする駅伝においてこのタイムロスは痛かった。

2区田村選手の区間新記録、エース区間3区の下田選手の猛追を持ってしても5秒のリードを作るだけで精一杯。

3区終了時までに10~20秒差をつける作戦だっただけに実行できなかったことによる4区以降のプレッシャーは大きかっただろう。

先行逃げ切りはハマれば爆発的な威力を発揮する。

しかし、それが叶わなかった場合どうしても後手に回ってしまうこととなる。

序盤にエースを起用してリードを奪えなかったことが東海有利を決定づけることとなってしまった。

トラックタイムやロードの実績ではそこまで差はない。

だが、4~6区の東海勢は地力で青山学院を上回るメンバーだった。

その少しの走力差が積み重ねられたことで徐々に差が広がっていき、今季の青山学院にその流れを変えられる選手はいなかった。

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  • posted by noburin
  • 2017/10/11 06:30

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