ダービージョッキー大西直宏 騎手の視点

桜花賞で明暗を分けた2人の騎乗

先週は第76回桜花賞が阪神競馬場で行われ、牝馬クラシック1冠をかけて大変に見ごたえのある勝負が繰り広げられました。

昨年の2歳女王、単勝1.5倍の断然1番人気馬メジャーエンブレムは4着。

敗因は1つではなく、様々な要素が重なってこのような結果になったと思われますが、やはり最も影響が大きかったのは、好スタートが切れずに普段よりも少し後ろの位置取りになったことでしょう。

これにより馬群に囲まれてしまい動くに動けない態勢になりました。

あと感じたのは、圧倒的な人気を背負った騎手のプレッシャーによる心理状態です。

世代ナンバーワンの、それも完勝・圧勝を期待されるほどの馬に乗るという重圧がジョッキーの身体を動かさなかったのか、それとも、どう乗ろうが勝つ自信があったからこそあの位置で我慢したのか、その時のルメール騎手の気持ちはわかりませんが、いつもの彼に比べて消極的なレース運びでした。

結果論ですがスタートがあまり良くなかったとしてももっと積極的に逃げるか、もしくは被されない位置でレースが進められれば良かったのかもしれません。

僕が思うメジャーエンブレムの最大の長所は、スピードの持続力が他馬よりずっと優れているところ。

ですからレース運びとしてはハナを切って後続馬についてこさせ、なし崩しに追い込み馬の脚を使わせてしまうのがベストです。

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  • posted by onishi-naohiro
  • 2016/04/13 17:06

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