フシ穴の眼 〜スポーツ編〜

ロマゴン敗北で考える〜複数階級制覇〜①

複数階級制覇の成功の秘訣は、スタイルチェンジ出来るかどうかの一点に尽きます。ヘビー級を奪取したロイ・ジョーンズJr、スタイルチェンジが退屈な試合をもたらしてしまうデメリットを悪役キャラで見事に補完したフロイド・メイウエザーJr、見事なスタイルチェンジをやってのけたこのレベルにならないと周囲の予想を超える複数階級制覇は難しいということでしょう。

ボクシングの歴史上、複数階級制覇という観点で最も大きな成功を成し遂げたのは、少なくとも数字上は世界唯一の8階級制覇(アルファベット団体へ偏執した日本では「6階級制覇」ですが世界的には8階級制覇と認知されています)のマニー・パッキャオでしょう。

しかも、パッキャオの異質なところは階級を上げるに従って避けられない相対的なパンチ力の低下と、対戦相手の打たれ強さの中でも、相手を下がらせる攻撃的なスタイルのまま、足掛け10階級、8階級で王座に就いたという点です。

112ポンド50.8kgのフライ級から130ポンド58.97kgのジュニアライト級までの18ポンド8.17kgもの長旅を爆発的な突貫型のファイタースタイルで突き進み、ライト級以降は目に見えるスタイルチェンジを行ったものの、対戦相手の周囲を旋回して角度をつけた波状攻撃を仕掛ける、やはり攻撃型のままです。

もちろん、パッキャオもメイウエザーやロイと同じリーグに属する稀代の天才ですが、その階級制覇のやり方は異彩を放っています。

パッキャオの複数階級制覇成功は単純な才能によるものなのか?それとも他の選手にはない特殊な背景があるのか? パッキャオの業績は、過去の複数階級制覇者の伝説と比較してもやはり飛び抜けているのか?

パッキャオの偉業はある意味、アジアのボクサーだから出来たとも言えます。 そして、過去の伝説にはパッキャオに比肩しうるグレートも存在します。

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  • posted by tanutan
  • 2017/03/21 01:42

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コメント(1)

「ロマゴン敗北で考える〜複数階級制覇〜①」へのコメント

今回のロマゴン陥落ですが 確かにショッキングでした。対戦が噂されてる我が井上チャンプでさえ五分五分ですから。階級のアップに伴いスピードダウンは否めません。然しガードが強固になりました。ディフェンスも強化されてます。やはり重いクラスに上げたから?同じ軽量クラスで引退したリカルドロペスです!打ち合いを徹底して避ける‼殴られる又は当てられる事を極端に嫌う‼余談になりましたが‼ひとつ気になった事があります。なかなか井上チャンプとの試合が組まれません。同じジムの八重樫チャンプの時は挑戦者でした。Sフライに上げて 河野チャンプ(元Sフライ)にオファーしたらしいですが!井上チャンプを避けてる気がしてならないのです。
昨年は早くリングでグラブ交えたい 言ってましたし 同門の八重樫チャンプより弱い?挑発ありました。ロマゴンのスタイルは変わらないと思います。先頃、引退した 長谷川穂積(元三階級王者)氏も言ってましたし スタイルチェンジが難しい 勇気が必要!全階級の通じてNO1とまで称賛されて プレッシャーもあったかも!です。判定がコールされて場内がドヨメイタそうですね!ダウンも気になったです。シーサケットとのりマッチですが・自信と言うのは恐いです。同じ ニカラグアの英雄:アレクシスアルゲロもプライアーの勢いに圧されりマッチも返り討ちに遇いました。井上チャンプもショックが大きいでしょうが,何とかモチベーション維持に努めてもらいたいです。ロマゴンの怪物伝説に陰りが見えてきた?再戦でも苦戦が予想されますが 復活(KO )を信じたいです。

posted by yoshi4165
コメント投稿者ID:yoshi4165
2017/03/21 16:59
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