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1枚エースで夏を勝ち抜くのはリスクが高い

 夏の甲子園は今日 今大会注目の豪腕・安楽智大を擁する済美が 花巻東と対戦し延長10回の末6-7で敗れた。  個人的に済美の相手が花巻東に決まった時に‘済美が負ける かも’という予感があった。  まず上甲監督率いるチームは宇和島東時代から一関学院や函館 大有斗などに敗れていたし、済美に移ってからも駒大苫小牧に 敗れて春夏連覇を逃すなど北国勢に相性が あまりよくないという もの。  更に花巻東のスタイルはファウルで粘ったりバントの構えで揺さ ぶるなど投手を疲弊させる攻撃を得意にしており1枚エースの 安楽に頼るスタイルは厳しいし、複数投手を抱えているので済美 打線が慣れた頃には投手を替えられてしまう可能性が高いと考えて いた。  しかも安楽は発熱明けで下痢もしていたなどコンディションも万全 ではなく、初戦の三重戦では立ち上がりと9回に失点しているので 立ち上がりが問題だと思っていたら案の定1回に3連打と押し出しに 犠牲フライで2失点するなど3回までに3失点する。  3回まで3失点したので当然ながら球数は増えており4回からスライ ダー系で攻めて立ち直ったものの終盤で捕まるのではないかと 思っていたら追いついた直後の9回の投球は0には抑えたものの いい当たりをされていた。  だから10回に掴まっても不思議ではなかったし下位打者から 外野に打球を運ばれていたのでスタミナ満点の安楽といえども 150球を越えると厳しいと思った。  高校野球の伝統的な価値観としてエースはチームの大黒柱 だから苦しい時にはコンディションに関係なくエースに託すという のが主流だったが、打撃レベルの向上でエースの150球以上の球 より控え投手の初球の方が球威があって討ち取りやすいという現実 的な考えの方が主流になってきている。  これは負ければ終わりという高校野球では、より勝つ確率が高い やり方が主流になるので打撃レベルが向上した現在の高校野球 ではエースと心中するスタイルよりもタイプの違う複数投手を使い 分ける方が確率も高いと思われる。  1枚エースのチームはベンチに迷いがないしチームの団結力も 上がるので、戦いやすい反面エースのコンディション次第という リスクがあるし対戦相手も対策を立てやすく粘られて球数が増え たりすれば負ける可能性は高くなる。  一方で複数投手制は交代した投手が必ずしも好調ではなく ‘代えてもらってありがとう’状態になるリスクがあるので指揮官が 悩むケースが多いが、反対に それさえ腹をくくればメリットの方が 大きいし層が薄いといわれる公立普通校の佐賀北がタイプの違う 2人の投手の継投で優勝したこともあり複数投手制のハードルも 低くなったのではないだろうか。

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  • posted by ue-kj
  • 2013/08/17 22:43

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コメント(3)

1枚エースで夏を勝ち抜くのはリスクが高い

さて、問題です。

上甲監督ほどの人がセンバツ準優勝後、安樂クン頼みのチーム作りをしていたのでしょうか?

posted by 渚カヲル
コメント投稿者ID:ELG00049109
2013/08/18 10:33
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1枚エースで夏を勝ち抜くのはリスクが高い

私は管理人さんの言うこと、もっともだと思います。

負ければ終りの甲子園、1試合1試合が「これは負けられない」という試合になってくるので、絶対的エースがいるチームはエース頼りになってきますよね。
(オリンピックの女子ソフトの上野さんの連投もそんな感じ。日本代表ですから他にも良いピッチャーはいたでしょうに。)

有名な監督、強いチームの元には全国から野球をやりたい生徒が集まります。大阪出身の田中が北海道の学校にいたように。
その中には複数の良いピッチャーがいるでしょうけれど、超高校級の前にはかすんでしまうことも。ファールで粘ってエースを引き摺り下ろせというのは、強いピッチャーがいるチームに対抗するポピュラーな手段です。

それにやはり、打てないピッチャーを擁するチームと打たせて取るピッチャーを擁するチームはチーム作りは違いますよ。
そしてどんなにすごいピッチャーでも、まだ高校生です。気温も湿度も高い過酷な状況で連投は難しいですよね。
超高校級の投手はプロになれるでしょう。でも、そんな投手を相手に一人もプロになれないようなチームが優勝をかっさらう、というのも高校野球(特に夏)の面白さだと思います。ダルビシュですら優勝してませんものね。

そういう意味では今大会、私は常総学院が面白いなぁと思って見ています。走塁、牽制球。小技が上手いんですよねぇ。

posted by まりー
コメント投稿者ID:OOH00036828
2013/08/18 20:28
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1枚エースで夏を勝ち抜くのはリスクが高い

肘の内側の上腕骨と尺骨を繋ぐ靭帯は摩耗すると部分的に擦り切れる可能性がある。松山商で太田幸司さんと投げ合った朝日新聞井上明記者の話に拠ると昔は医師の試合後チェックが行われていなかったそうです。

posted by 前科者
コメント投稿者ID:OOH00064762
2014/03/19 22:43
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